とにかく人に「これイイよ!良いよ!」とすすめたくなってしまう物語があるのです。心理療法と直接関係のない話ですが、、
それは河合隼雄/著 岡田知子/絵の『泣き虫ハアちゃん』です。このブログではまた登場の河合先生ですが。私(野田)は河合先生の隠れファンなので、くどくなるのはご容赦ください。でも心理療法は「心理療法家の人柄で治す」という側面が大きいとも思います。ぜひ一度、河合隼雄氏の人柄に触れることのできる『泣き虫ハアちゃん』をご一読ください。心がホクホクしてきます。
『泣き虫ハアちゃん』に関連してもうひとつご紹介したいのが、挿絵を描いた「岡田知子」さんの丘の上から通信というブログです。『河合隼雄さんと「泣き虫ハァちゃん」のこと』というページに、河合先生との出会いや「丹波の郷里を見てもらいたい」と言われて訪問した、丹波での体験談などがステキな挿絵と共に語られています。ぜひご訪問なさってみてください。
『泣き虫ハァちゃん』 河合隼雄、岡田知子/絵 | 新潮社
ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてもええんよ──。城山家の、男ばかり六人兄弟の五番目のハァちゃん。感受性が豊かなあまり、幼稚園の先生が辞めると聞いては泣き、童謡に出てくるどんぐりの行方を案じては泣いてしまう。家族に見
河合隼雄さんと『泣き虫ハァちゃん』のこと | 丘の上から通信
注:これはもともと2011年の記事ですが、文中の年数を一部修正して再度掲載させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...
コメント
ハァちゃん、文庫本持ってます。
ハァちゃんの繊細な心と知性にドキッとします。
変な上昇志向が頭をもたげて、今あることを否定しそうになる時、
人としてのバランスを教えてくれる、自分にとっても大切な本です。
取り上げて下さって嬉しいです。
ハァちゃんに関するコメントとっても嬉しいです。
あぁ、そうですよね。ハァちゃんの繊細な心と知性は格別ですよね。
私は、こうしてハァちゃんのことをちょっと思い出しながら書くだけでもウルウルしてきて「ハァちゃんイイよ」ばかりしか言えませんが、まえぞんさんは短い文の中にハァちゃんへの感じや思いをとってわかりやすく言葉にされてますね。
大いに納得です。