どうしてもお勧めの物語 『思い出のマーニー』

本「思い出のマーニー」 結構本好きだったのですが、事情あって今年の正月以来全くと言っていいほど読んでいません。うーん、でも時々本屋には立ち寄るし、よさ気な本を見つけて「これは忘れないうちに買っとかないと」と読みもしないのに買っちゃうんですねぇ。

 今回どうしてもお勧めしたい本は「思い出のマーニー ジョーン・G・ロビンソン作/松野正子訳 特装版」です。実はもうすぐ(7月)スタジオジブリ作アニメ映画で公開されるようです。なんか嫌だなぁ、以前にジブリから映画化された「ゲド戦記」もパッとしなかったし。それに特に「思い出のマーニー」はもう本でのみいてほしいのに。私は大好きなJ・R・R・トールキンの「指輪物語」は映画化されるの大賛成だったのに、思い出のマーニーは映画化反対なんですよねぇ。何でかわからないけど。

 でもそのロードショー決定のおかげか、今までは「思い出のマーニー」岩波少年文庫上下巻で出版されてたのが、一冊にまとまった特装版として再出版されたのですね。私はすでに岩波少年文庫版は持っていて、それも最初のはなくしたので二度買ったりしてあるのです。

 有隣堂に置かれていたこの特装版のステキな表紙のデザインに惹かれてつい手にとってみたら、アララ『河合隼雄の思い出のマーニーを読む』を収録、と帯にあるではないですか。すでに河合隼雄の平易な言葉で述べた、おもしろ深層心理学的マーニー解説も読んでいるわけですけど、隠れ河合ファンの私にはもちろん買い!のみです。でも買っておけばだれかに「この本いいよ!」と紹介して貸してあげたりするとき便利だしね。「河合隼雄の解説も読むと、二度面白い上にためにもなるよ」と言って今までは二冊紹介しなくてはならなかったのがこの一冊で済みますから。

 特に女性には超おすすめの本かも。でも男で歳(63歳)もかなり食ってるそんな私にとっても「思い出のマーニー」は大好きなうえにとても大切な感じのする物語です。

 思い出のマーニーと直接関係はありませんが、人が単に物語ることからはじめて昔話や文学までにわたる物語と深層心理学との関連性。そして心の問題からくる症状や人が苦悩することについて。それらの本質をどのように理解していけばよいか。それを『物語の意義について』というテーマで河合隼雄が講演したものが文章化されてネット上にあります。解りやすい上にとてもおもしろくもあるので、そこら辺をより詳しく知りたい方はご覧になってみて下さいね。


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