役立つ心理関連本の紹介

 ブログ投稿がほんとにほんとに久しぶりとなりました。この二冊の本はすっと前にアップ紹介しようと思っていたものです。それが正月明けてから日常での禅修行に凝ってしまっていて、本はここ二、三ヶ月全く読んでいません。正月休みに楽しもうと奮発して買ったトールキンの「ホビット」の豪華本。カラー挿絵入りなんですよ。もったいないことに禅修行に入ったものだから半分くらい読んで中断してます。

 ここに取りあげた神田橋條治先生の本は去年に買って読んだやつです。二冊とも心のことや心理分野にとどまらず医療に関するウンチク満載です。心理職に付いている方だけでなく、一般の方も読まれてもすごく役立つでしょう。『技を育む』の方は神田橋條治先生の生い立ちの紹介から始まってメインは心身の治療に関する技の修行遍歴が語られています。最終的には気功までたどり着いていてそこら辺りは私にはお手上げでついてはいけません。けれどもその医師なのにその枠にとらわれないで役立ちそうなものなら何でも学んでみようとする素直さと意欲。凄いです。また医師というアイデンティティやその存続にとらわれないスケールの大きさ。こんなに枠にとらわれないで自由にやっていて神田橋先生、、医師界からかなり煙たがられているんじゃないでしょうか?

 『神田橋條治 精神科講義』の方は先生の心理職や看護師などに講義や講演をしたものの集大成です。この本からは実際のクライアントや患者さんと接するノウハウが沢山詰まっていて私の実際の心理面接にも役立っています。また現代医療や投薬に関する問題点の指摘などもスバリ率直に述べていて痛快だし、私自身が医療を受ける側に立つ際にもすごく参考になります。

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