自分の受けとめ方が変われば心の問題が心底解決する

 自分で抱えきれない悩みや問題を解決するためにクライアントは心の専門家である心理療法家を訪ねます。その際にクライアントとしては問題が解消されれば良いわけで、その問題を持っている自分が変わらねばならないと自覚している人はほとんどいないのが普通です。

 ところが心理療法家の方は、問題自体の解決はもちろん大切に考えていますが、そうなりやすい本人自体も変わらねばならないだろうと思って待っているのです。クライアントとカウンセラーの出会いの当初にはこの点でズレが出てきます。

 自分が変わるとは、言い換えると心の成熟性や洞察力を高めることといえるし、そうなりやすい当人の性格や、悩みや問題を受け止める「受け止め方」が変わることでもあります。 極端にいえば問題は解決しなくとも、それの受け止め方が変われば例えば悩みは解決するのです。例えば対人関係の問題で、人に怒られることでとても傷つき怖くなっている場合でも「彼が私に怒るのは、私を嫌っていたりダメだと思ってではなくて、私のことを真摯に思ってくれて、より良くなってもらいたいからなんだ」と受け止めるようになれば傷つきも怒られる恐怖もなくなるわけです。

 うつ病でしたら様々な事情からですが心身の疲れによってうつになっているのですから、よく休息すれば症状は必ず治るのです。もちろん身体だけでなく心(頭)も安心して休むことが肝心です。うつは日本人に多い症状であるといわれますが確かにそうなりやすい性格傾向があって、そこが改善しないでいると再発を繰り返すことになります。やはり本当に良くなるには症状改善だけでなく当人自身も変わる必要があるのです。


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